チャド
アフリカ中央部の国。1960年、フランスより独立。1966年から内戦状態が続いた。
チャド GoogleMap
アフリカの年と言われた1960年には、他のアフリカ諸国と共に独立を達成したが、独立当初から南北の対立があって情勢は安定しなかった。首都はンジャメナ。
最古の人類化石の発見 なおチャドでは、2001年にフランスの研究グループが約700万年~600万年前の化石人類サヘラントロプス=チャデンシスを発見されており、これは現在、人類の出現年代の最古のものとされている。
チャド内戦
独立以来、主導権を握ったのは多数派である南部の黒人であったが、それに対して北部のアラブ系住民は少数派として不満をもち、1966年にチャド民族解放戦線を結成、内戦が勃発した。北部はリビアの支援を受けて半独立の状態となり、南部の政府はアメリカ、フランス、さらにザイールの支援を受けたが北部を抑えることはできなかった。さらに現在では東部のスーダンの内戦による難民が流入し、混乱が続いた。その後もクーデタが相次ぎ、不安定な状況が続いている。