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安息国

中国資料に出てくるパルティア王国のこと。パルティアを建国したアルサケスから音訳されたと思われる。

 司馬遷の『史記』大宛伝に「安息」という国が見えている。これが前3世紀末にイラン高原に成立したパルティアのことであると考えられている。パルティアは建国者のアルサケスの名からアルサケス朝ともいい、アルサケスの音の漢語訳が「安息」であろう。後漢時代には、班超の部下の甘英が安息国をへて条支(シリアか)で、「大海」に至ったことが『後漢書』に記されている。この大海が地中海と考えられている。
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1章1節 キ.パルティアとササン朝