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五百人評議会

古代ギリシアのアテネでの民主政治の最高機関。

前508年、アテネクレイステネスの改革で新設された、常任の執行機関にあたる組織。10部族(部族と言うが血縁的な組織ではなく、デモスという地縁的行政単位をまとめたもの)からそれぞれ、50人ずつ抽選で選出し、任期1年の評議員とする。これは民会が全市民の直接参加する総会であり、実質的な議論はできないので、民会の議決にかける前に議案を審議することが任務であった。また民会と違ってほぼ毎日会議を行っていたので、実質的な常任執行委員会として行政を担当した言うことができる。前462年にエフィアルテスとペリクレスによる改革によって従来の貴族から構成されていたアレオパゴス会議の実権が剥奪されたため、五百人評議会が行政の最高機関となった。<橋場弦『丘のうえの民主政』1997 東大出版会 p.50>
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第1章2節 カ.民主政へのあゆみ