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民会(ギリシア)

古代ギリシアのポリス民主政での民会。市民全員が直接参加し、アゴラで開催された。

 古代ギリシアのポリス(都市国家)における市民参加の議決機関。アテネ民主政においては、市民権を持つ市民が直接参加して開かれる市民総会で最高議決機関であった。
 民会(エクレシア)は特にアテネで発達し、はじめはアゴラで開かれ、後にはアクロポリスの東方のプニュクスの丘がその会場となった。ギリシアの古代民主政の特色である市民による直接民主政を実現したもので、ポリスの重要な政策、外交問題(戦争や講和)、裁判などに関する最高議決機関であった。
 貴族政時代には、アルコン(執政官)とその経験者がなるアレオパゴス会議(貴族の終身議員からなる元老院)が実権を握っていたがしだいに形骸化し、代わって前508年のクレイステネスの改革で五百人評議会が設置され、民会に上程される議案を事前に審議し、日常の行政を担当する執行機関の役割を持つようになった。また裁判に関しては民衆裁判所が市民の陪審員制度によって実施されるようになった。 → ローマの民会
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ノートの参照
第1章2節 キ.ペルシア戦争とアテネ民主政