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ホメロス

古代ギリシアの叙事詩『イリアス』・『オデュッセイア』を作ったとされる人物。

 英語表記ではホーマー。ギリシアの古典を代表する叙事詩『イリアス』『オデュッセイア』の作者とされているが、実在の人物であるかどうかわかっていない。これらの叙事詩は、前13世紀ごろのミケーネ文明時代に起こったトロイア戦争の出来事が口承されてきたものが、前8世紀ごろに文章化されたのではないか、と言われている。『イリアス』(イリアッドとも表記)は、英雄アキレウスやアガメムノンが活躍し、有名な「トロイの木馬」の話などを含んでいる。『オデュッセイア』はその続編で、トロヤ戦争後、オデュッセウスが各地を経巡って祖国に帰るまでの話を題材にしている。なお、これらの作品は、ほとんど忘れ去られていたが、ルネサンス期になってイタリアのボッカチオによってそのギリシア語原典が発見され、ヨーロッパに広く紹介されることとなった。
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1章2節 コ.ギリシアの生活と文化