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アーカイック期

古代ギリシアの文化で前8~6世紀の時期をいい、前古典期ともいわれる文化の段階。

 アルカイック、または前古典期ともいうギリシア文化の歴史(主として美術史)上の一時期で、紀元前8世紀から前6世紀末までをいう。先行するエーゲ文明とは違い、オリエントの影響を脱した、ギリシア独自の文化が成立した。その特徴は、フェニキア人から学んで自分のものにしたアルファベットで自由に文章を表現できるようになったこと、それぞれのポリスの守護神を祭る神殿を中心に、建築や彫刻が発展したこと、が挙げられる。このアーカイック期の文化が、次のギリシア文化の全盛期である古典期の前段階となった。
 アーカイック期の文化の特徴は、ヘレニズムを経て東洋にも伝えられた。日本では法隆寺の建築にみられるエンタシスの柱(中央部がゆるやかな丸みをおびた柱)や、飛鳥時代の仏像彫刻のアルカイック・スマイル(中宮寺の弥勒菩薩など)が特に強調されている。
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1章2節 コ.ギリシアの生活と文化