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バラモン

インドのヴァルナの最上位に置かれる司祭階級。

 ヴァルナの最上位で、祭祀を司る世襲の司祭階級。バラモンはブラーフマナ(ヴェーダの一つの祭儀書)の漢訳婆羅門からきた言葉。世襲的にヴェーダ聖典を暗唱して伝承し、呪術的な力を持つとされる。かれらはまたヴァルナ制社会の最上級にいたので、その権威と特権を維持するために、様々な規制を作り上げていった。バラモンはまたインド社会の知識階級として大臣や裁判官になることも多かった。 → バラモン教
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