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五経

漢の武帝時代にまとめられた儒学の基本経典。

儒学の経典とされた、『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』の五書のこと(時期によって異なることもある)。経書とも言う。漢の武帝の時、この五経を講義する五経博士がおかれ、儒学の官学化が推進された。

経書と緯書

 なお、「経」とは「たて糸」のこと(それに対してよこ糸が「緯」)で、社会・国家のもっとも正統となる基本的な理念を示す書物の意味となる。儒学以外の書物が「緯書」と言われる。
注意 四書と五経 この漢代に定められた五経に加え、宋の朱熹はそれを補う基本図書として『四書』を定めた。それが『大学』『中庸』『論語』『孟子』であり、あわせて「四書五経」というが、五経の法が先に定められていることに注意する。なお、四書のうち『大学』と『中庸』は五経の一つ『礼記』の一部分を抜粋したもの。 → 五経正義  五経大全 
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第2章3節 ク.漢代の社会と文化