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冒頓単于

匈奴帝国最盛期の王。漢の高祖を破る。

ぼくとつぜんう。前3世紀末から前2世紀初頭の匈奴帝国最盛期の単于。父の頭曼単于を殺して単于の位につき、秦に奪われた地を回復し、月氏を討って西方に敗走させ、広大な帝国を完成させた。モンゴル草原の中央に本営を置き、それより東を左、西を右として、左賢王・右賢王などを置いて分治させ、騎馬と騎射にすぐれた30万以上の騎兵兵力を有していた。前200年、漢の高祖の軍を平城付近の平登という丘で7日間に渡って包囲し、高祖の軍を破った。敗れた高祖は、特使を冒頓単于のもとに送り、王室の女性の公主(天子の娘)を単于の妻としてさしだし、毎年、絹、まわた、酒、米などを贈りもとする和議を結んだ。
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第4章1節 イ.スキタイと匈奴