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ファン=アイク兄弟

14~15世紀のフランドルを代表する画家の兄弟。油絵技法を発明したといわれる。

ファン=アイク『アルノルフィニ夫妻の肖像』
ヤン=ファン=アイク
『アルノルフィニ夫妻の肖像』1434
14世紀末から15世紀初めのネーデルラントの一部、フランドル(フランデレン)の画家。ファン=エイクとも表記。兄(フーベルト)は1426年、弟(ヤン)は1441年没。フランドルのブリュッヘとヘント(いずれも現在のベルギー)で活動した。フランドル派といわれる絵画技法を創始した。
 兄弟合作のヘントの聖ヨハネ聖堂の祭壇画、弟ヤンの肖像画の作品が有名で、代表作には『アルノルフィニ夫妻の肖像』1434年(右図)がある。一般にファン=アイク兄弟は油絵技法の発明したと言われている。実際には兄弟の登場以前からフランドルでは油絵が描かれており、兄弟がその技法を完全なものにしたと考えられている。油絵の技法とは、顔料を亜麻仁油(リンシードオイル)で溶かし、何重にも塗り重ねができ、微妙な色のニュアンスをだせるもので、写実的な表現に適していた。この技法はフランドル地方ではじまり、イタリアに伝えられた。イタリアでは中世以来、フレスコ画やテンペラ画が作られていたが、15世紀以降は油絵が描かれるようになり、ルネサンス以後の絵画の主流となる。これはイタリア=ルネサンスがアルプス以北に影響を与えただけでなく、その逆もあったことの例である。<高階秀爾『フィレンツェ』1966 中公新書 p.83>

出題 05年 東大

 「図版(左)は画家ヤン・ファン・アイクが1434年に製作した油彩画で、これはネーデルラントの都市ブリュージュ(ブルッヘ)に派遣されたメディチ家の代理人とその妻の結婚の誓いが描かれている。この時代のネーデルラントは、イタリア諸都市と並んで、この絵の中に描かれているあるモノの生産で栄えたが、やがてその生産の中心はイギリスへ移っていった。この製品の名称を答えなさい。」

解答 

解説 

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8章2節 イ.文芸と美術