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ブルゴーニュ公

フランスの東南部、かつてブルグンド王国のあった地域を治める大領主。百年戦争ではイギリスと結ぶ。1477年、ハプスブルク家領となる。

 ブルゴーニュ地方はフランスの東南部の山間地帯で、5世紀にゲルマン民族のブルグンド王国があった地域を言う。フランク王国に併合された後、ヴェルダン条約西フランクに属し、その後フランス領として続く。その間、11世紀からはカペー家の一族が封じられてブルゴーニュ公となった。
 1363年にはヴァロワ王家のフィリップ豪胆公の所領となり、その子ジャンは無畏公と言われて百年戦争ブルゴーニュ派の頭領となり、オルレアン・アルマニャック派(オルレアン公ルイ)と対立した。ブルゴーニュ派はイギリスと結び、オルレアン・アルマニャック派に推されたシャルル7世をオルレアンに包囲し、ジャンヌ=ダルクを捕らえてイギリスに売り渡した。しかしシャルル7世がイギリス軍に勝利したことによって次第に勢力が衰え、シャルル大胆王がフランス・スイスと戦って(ブルゴーニュ戦争1474~77)戦死したため、その娘マリーの夫ハプスブルク家マクシミリアン1世の領地となった。
 ブルゴーニュ地方は独立傾向が強く、クリュニー修道院やシトー修道院など修道院運動の中心地でもあった。
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ノートの参照
第6章3節 ク.百年戦争とバラ戦争
書籍案内

堀越孝一
『ブルゴーニュ家』
1996 講談社現代新書