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レンブラント

レンブラントの『夜警』
レンブラントの『夜警』

17世紀中期のネーデルラントの画家。市民文化の勃興を背景として活躍。

 オランダ(ネーデルラント)は16世紀の末に、スペインからの長いオランダ独立戦争の結果、やっと独立したネーデルラント連邦共和国となった。
(引用)このようにして生まれた新興オランダは、何よりも商人の国であった。土地が狭く、資源にも恵まれないオランダにとっては、貿易こそが何よりの繁栄の手段であった。・・・したがって、芸術の担い手も、君主や教会ではなく、もっぱら富裕な市民階級であった。レンブラントが最初画家として大きな成功を収めることができたのは、絢爛たる衣装や豪奢な金銀飾りなどの描写が、劇的な構図とともに市民たちの趣味に叶ったからにほかならない。しかしながら、まさに同じような理由によって、レンブラントがいっそう内面的なものの表現に向かって行った時、市民たちは彼の芸術に背を向けたのである。レンブラントは、そのような市民たちの趣味をよく知っていたに違いない。それでも彼は、自己の表現を変えようとはしなかった。・・・<高階秀爾『名画を見る眼』岩波新書 p.84>
作品 『夜警』
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9章3節 エ.成長する市民と文化