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ナロードニキ/ヴ=ナロード

1860~70年代のロシア、インテリゲンツィアによるヴ=ナロード(人民のなかへ)を掲げた革命運動。

 1860~70年代のロシアで、ツァーリズム支配を倒し、社会主義を実現する運動を、ロシア独自のミール(農村共同体)にひろめることで革命に結びつけようとした、都市の知識人をナロードニキと言った。人民主義者との訳語で言うこともある。バクーニンのアナーキズムの思想の影響を受けた青年、学生などのインテリゲンツィアが、「ヴ=ナロード」(人民の中へ)を合い言葉に、農村の中に入り革命思想の宣伝に努めた。しかし、保守的な農民を動かすことが出来ず、次第に絶望して、一部はテロリズムに走り、一方ではニヒリズムに陥っていった。1881年にアレクサンドル2世を暗殺したのは、ナロードニキの流れを汲むテロリストであった。

ヴ=ナロード

 ロシア語で、「人民の中へ」を意味するのが、“ヴ=ナロード”V narod であった。インテリゲンツィアの青年の間でひろまった、農民の中に入り革命思想を広める運動のスローガンとなったこの言葉から、彼らはナロードニキと言われた。
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ノートの参照
第12章2節 イ.ロシアの改革