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サヴォイア

現在はフランス領の北イタリアの地名。サルデーニャ王国サヴォイア家の所領。

サヴォイア(フランス語ではサヴォア Savoie)は現在はフランス領。イタリアとの国境に接したアルプス山脈の西側の一帯を言う。シャモニー、アルベールビル、グルノーブルと冬のリゾート地が多い。この地は中世のサヴォイア家の支配地であったが、サヴォイア家はアルプスを越えて北イタリアのピエモンテ(中心はトリノ)に次第にイタリア経営に重点を移つし、18世紀にはサルデーニャ島を併せて、サルデーニャ王国となる。フランスはこの地の併合をたびたび狙っていたが、1858年にサルデーニャ王国がオーストリアとの戦争を始めるにあたってプロンビエールの密約を結び、その首相カヴールからこの地とニースの割譲を約束させた。サヴォイア家としては王家発祥の地であるので割譲には反対したが、イタリア統一を進めるカヴールの策に押し切られた。この密約はフランスがオーストリアとヴィラフランカで単独講和したため実現しなかったが、1860年にサルデーニャ王国が中部イタリアの併合を認めてもらう代償として改めてニースとともにフランスに割譲された。サヴォイア、ニースとも帰属決定は住民投票によって行われた。
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ノートの参照
第12章2節 オ.イタリアの統一