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メキシコ内乱

1861~67年、ナポレオン3世がメキシコに建てた傀儡政権マクシミリアン皇帝軍に対するとメキシコ共和国(臨時大統領フアレス)の戦い。

 メキシコレフォルマ戦争(1855~61年)を勝ち抜いたフアレスの自由主義政権が成立した。それに対して、フランスのナポレオン3世は、改革派を弾圧するためにその外国債利息返済停止を口実にメキシコ出兵を強行し、1863年には首都メキシコ=シティも占領、さらに翌年ハプスブルク家のマクシミリアンを新皇帝に据えた。メキシコ共和国のフアレス政権(臨時大統領)はメキシコ各地で逃亡生活を送りながらゲリラ戦で抵抗を続けた。こうしてメキシコのフランスに対する抵抗戦争が開始された。
 ところがナポレオン3世はメキシコ干渉が財政的に困難になったため、1867年に軍を引き揚げてしまい、後ろ楯を失った皇帝マクシミリアン側は各地でメキシコ共和国側の軍に敗れ、ついに捕らえられ、6月に処刑されてしまい、帝政は短命に終わった。 → マクシミリアンの処刑

映画 『ヴェラクルス』

 ゲーリー=クーパー、バート=ランカスターの二大西部劇スターが競演する『ヴェラクルス』(1954 MGM 監督ロバート=アルドリッチ)は、メキシコを舞台にした二人のガンマンの友情と対決を描いたものだが、背景がこの戦争に設定されている。おりから南北戦争が終わり、南部の無法者が一攫千金を狙ってメキシコに流れ込んでいた。南軍士官だったベン(クーパー)とならず者のジョー(ランカスター)はふとしたことで知り合い、メキシコ市でマクシミリアン皇帝に雇われ、フランス貴族夫人をヴェラクルスまで送り届ける護衛を引き受ける。実は馬車には300万ドルの金貨が隠されていた。ヨーロッパで皇帝軍を募集するための資金だった。途中で荷物が金塊であったことを知り、二人はその奪取を狙う。さらに輸送の途中ではフアレスの革命軍も金塊を狙って襲撃してくる・・・。ガンファイトをふんだんに盛り込んだ西部劇だが、マクシミリアン皇帝が登場したり、ゲリラ戦の状況が描かれていたりで、興味深い。オール・メキシコロケで撮影されたというだけあって、テオティワカンの「太陽のピラミッド」が実物が出てきてその周りでガンガン撃ち合うのだからすごい。
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ノートの参照
第14章2節 ウ.ラテンアメリカ諸国の従属と抵抗
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ヴェラクルス
主演 G.クーパー、B.ランカスター
監督 R.アルドリッジ
1954 MGM制作