印刷 | 通常画面に戻る |

アインシュタイン

相対性理論を創始した理論物理学者。第一次世界大戦末期、アメリカで原爆の開発を提唱。戦後は核廃絶運動を積極的に行った。

 20世紀前半に活躍したドイツ生まれの理論物理学者。相対性理論の創始者としてよく知られているが、他にも量子力学、統計力学などでもすぐれた業績を残し、1921年のノーベル物理学賞を受賞、20世紀の最大の科学者の一人とされている。
 ユダヤ系であったため1933年にドイツにナチス政権が成立するとアメリカに亡命、その後アメリカに帰化した。1939年、ドイツの原子爆弾開発が先行することを危惧し、アメリカ合衆国のF=ローズヴェルト大統領に原子爆弾開発を開始するよう進言し、その結果、マンハッタン計画と言われるアメリカの原爆開発計画が始まった。アメリカの原子爆弾開発をナチスとの対抗、推進する立場となったが、その脅威を最もよく知るアインシュタインは、その使用にあたってはトルーマン大統領に見合わせるように警告したことが知られている。
 戦後は一貫して核兵器・核戦争の廃絶を訴え、1955年には哲学者のバートランド=ラッセルとともにラッセル=アインシュタイン宣言を発表したがその直後に死去した。この提言がもととなって57年には世界の科学者がパグウォッシュ会議を開催し、世界的な核兵器廃絶運動が盛り上がることとなった。