ジャワ島東部に11世紀の初めに生まれた。初代の王エルランガ王(1037年~1049年)を讃える碑文が残っており、それによるとヴィシュヌ神の化身とされ、バラモンによって推されて王になったという。このころから仏教に代わり
ヒンドゥー教が優勢となり、『
マハーバーラタ』もジャワ語に翻訳され、ジャワ独特の影絵芝居
ワヤン=クリの題材とされるようになる。ジャワ島には次の13世紀には
シンガサリ朝が元の侵入を撃退したことで知られ、13世紀末には
マジャパヒト王国が登場する。マジャパヒト王国を最後に、次のマタラム王国からはジャワはイスラーム化することとなる。