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満漢併用制

清が中国を統治する際に用いた官吏登用の原則。満州人と漢人の採用数を同数とした。

 清朝政府は官吏任用にあたり、満州人と漢人を同数とする(満漢同数)ことを原則とした。女真が建てた征服王朝として漢民族を支配したが、その際、前代の明の制度をほぼ継承した。皇帝を補佐する行政最高機関も内閣大学士がそのまま継続され、その下に、旧来の六部がおかれた。しかし、その役人には満州人と漢人が同数ずつ任命されることを原則とした。 
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