短期議会
イギリスで1640年、チャールズ1世がスコットランドの反乱鎮圧軍費のための課税を承認させるために召集した議会。わずか3週間で解散した。
スコットランドの反乱に手を焼いたチャールズ1世は、腹心のアイルランド総督代理ウェントワース(ストラフォード伯)の進言を入れて議会を開く決意をし、1639年12月、議会召集を告示、40年3月総選挙、4月13日議会を開催した。1629年、権利の請願を無視して議会を解散してから、11年目であった。
議会ではまず国王の臨時課税の承認が議題とされたがジョン=ピムがチャールズ1世の腹心カンタベリー大主教ロードのカトリック寄りの姿勢や不当な課税、長期の無議会政治などを非難、圧倒的な支持を受けたので、チャールズは5月5日解散させてしまった。こうしてわずか3週間で解散させられたので短期議会という。<浜林正夫『イギリス市民革命史』p.89> → 長期議会
議会ではまず国王の臨時課税の承認が議題とされたがジョン=ピムがチャールズ1世の腹心カンタベリー大主教ロードのカトリック寄りの姿勢や不当な課税、長期の無議会政治などを非難、圧倒的な支持を受けたので、チャールズは5月5日解散させてしまった。こうしてわずか3週間で解散させられたので短期議会という。<浜林正夫『イギリス市民革命史』p.89> → 長期議会