世界史用語解説 授業と学習のヒントappendix list
世界史用語解説
授業と学習のヒント appendix list
蒸気機関を推進力とした船舶。1807年、フルトンが初めて実用化した。それまでの帆船に代わって海上での交通革命が起こり、1820年代に軍艦も蒸気船に代わった。
帆船から蒸気船へ
出題
解答 → フルトン サヴァンナ号 解説:フルトンはアメリカ人の技術者。ワットの蒸気機関を応用して、1807年に外輪船クーラモント号を建造。ニューヨーク・オルバニー間の約240kmを32時間で航行し、商業旅客を開始した。サヴァンナ号は、1819年にアメリカ東海岸のサヴァンナからイギリスのリヴァプールまで、27日と11時間で航海した。しかし、実際に蒸気力を用いたのは85時間だけで、大半は帆走であった。大西洋に定期航路が開設されたのは1838年。当初はやはり外輪船であった。1853年、浦賀にやってきたペリー艦隊の黒船も外輪船。スクリューで推進する本格的蒸気船が実用化されるのは19世紀後半から。
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