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タウンゼント諸法

1767年、イギリスの蔵相が提案した植民地規制法の総称。

 1767年、イギリスの蔵相タウンゼンドが提案した、アメリカの13植民地に対して示した植民地規制法の総称をいう。
  1. ニューヨーク植民地議会の立法権の停止(制裁条令)
  2. ガラス・鉛・ペンキ・紙・の輸入への課税(歳入条令)
  3. 本国大蔵省直属の税関局をボストンに設置(密輸取締強化)
 これに対し植民地側は、本国製品不輸入協定で対抗した。またドーターズ=オブ=リヴァティーの女性達はアメリカ製品愛用運動に立ち上がった。その結果、タウンゼンド歳入条令は茶税を残して1770年4月に撤廃された。その後も植民地への課税を強化しようとしたイギリス本国政府は、1773年に茶法(茶条令)を制定、それに対する反発から1775年のアメリカ独立戦争が開始される。
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