コブデン
19世紀の前半、イギリスのマンチェスターの産業資本家で、自由貿易を主張し、ブライトと共に反穀物法同盟を結成、1846年にその廃止を実現した。。
穀物法廃止を実現
1841年からは自由党の下院議員となり、1846年に穀物法廃止を実現させた。彼は政治家としてだけではなく、アダム=スミスやリカードなど古典派経済学を学び、それを現実の政策に生かした点で重要である。また平和主義者としても知られ、クリミア戦争やアロー戦争に反対したため、下院議員選挙に落選した。その後、下院議員に復活し、1860年1月にはナポレオン3世のフランスと交渉し、英仏通商条約の締結にあたり、フランスに輸入制限を撤廃させることに成功した。この条約はコブデン条約ともいわれ、自由貿易の原理を国際的な基本にする道を開いた。