リオ協定/米州共同防衛条約
1947年成立のアメリカとラテンアメリカ諸国の相互防衛条約。翌年、米州機構が成立する。
1947年にブラジルのリオデジャネイロで、
アメリカ合衆国と
ラテンアメリカ諸国との間で締結された
米州共同防衛条約(米州相互防衛条約ともいう)のこと。ラテンアメリカ地域へのソ連・共産勢力の浸透による革命運動が起きることを防止し、侵略に対しては集団的に防衛措置を執ることを約束したもの。同年に
東西冷戦に対応するアメリカの外交方針として示された
トルーマン=ドクトリンの「
封じ込め政策」の一環である。この条約によって結束を強めたラテンアメリカ諸国は翌48年には
米州機構(OAS)を発足させた。1959年に
キューバ革命で社会主義政権が成立した
キューバは、リオ協定から除名された。