南南問題
1970年から80年代にかけて鮮明となった、開発途上国間での資源に恵まれて経済成長した地域と、そうでない地域に生じた経済的格差から生じる対立。
南北問題は先進工業国と発展途上国の格差拡大の問題であったが、70年代後半から80年代にかけて、発展途上国側のなかで、急速に工業力を発展させた国と産油国など資源保有国で資源ナショナリズムを主張してその利益を得た国は豊かになり、そのいずれにも属さない貧しい国との格差が大きくなってきた。このような、発展途上国内の経済格差の拡大を南南問題という。工業化も進まず、資源も保有しない国は後発発展途上国(LDC、Least Developed Countries)と言われている。
・工業化の進んだ国 = 新興工業経済地域(NIEs) 韓国、台湾、香港、シンガポールなど
・資源を保有する国 = 産油国(OPEC、OAPEC諸国 サウジアラビア、クェートなど)
・工業化も進まず、資源も保有しない国 = 後発発展途上国(LDC)
・工業化の進んだ国 = 新興工業経済地域(NIEs) 韓国、台湾、香港、シンガポールなど
・資源を保有する国 = 産油国(OPEC、OAPEC諸国 サウジアラビア、クェートなど)
・工業化も進まず、資源も保有しない国 = 後発発展途上国(LDC)