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資源ナショナリズム

1960年代以降の発展途上国が、石油などの自国の資源に対する権利を主張する動き。

 1960年代以降、南北問題が深刻になるなかで、発展途上国が自国の天然資源についての権利を強く主張するようになった。特に1973年の第4次中東戦争に際して、アラブの産油国諸国がOAPECに結集して、イスラエル支持の先進資本主義諸国に対して石油の輸出削減、原油価格引き上げの対抗措置をとって、オイル=ショックを引き起こしたことに典型的に現れている。
その後も、翌1974年に国連資源特別総会において、G77(国連貿易開発会議で結束した途上国グループ)は、「援助より公正な貿易の拡大を」主張し、新国際経済秩序(NIEO)の決議を成立させた。
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