1978年9月17日、アメリカ大統領
カーターの別荘キャンプ=デービッドで、
エジプトの
サダト大統領と、
イスラエルの
ベギン首相が会談、12日間にわたる協議の結果、エジプトはイスラエルを承認し、国交を開くこと、その代償としてイスラエルは
シナイ半島を返還し、ガザ地区とヨルダン川西岸のパレスチナ人の自治について交渉をすることで合意した。合意は翌年3月
エジプト=イスラエル平和条約として結実し、シナイ半島はエジプトに返還されたが、その他の地区の返還は実現しなかった。
また、他のアラブ諸国と
パレスチナ解放機構(PLO)はこの合意に強く反発した。