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カニシカ王

2~3世紀に北西インドを支配したクシャーナ朝の王。大乗仏教を保護した。

クシャーナ朝3代目の王。カニシュカとも表記する。2世紀から3世紀にかけて、ガンダーラのプルシャプラを都に北西インドを支配した。  マウリヤ朝のアショーカ王と並んで仏教に深く帰依し、保護政策をとったことで有名であるが、カニシカ王が保護した仏教はアショカ王時代と異なり、大乗仏教といわれる新しい仏教であった。王はインド各地に多くの仏塔や寺院を建て、第四回の仏典結集を行った。
 またカニシカ王の時代には、ヘレニズムの影響が北西インドに及び、ガンダーラ様式にみられる仏像彫刻が盛んに造られた。
 カニシカ王を始めクシャーナ朝の諸王はさかんに積極的にローマとの交易を行い、金貨を鋳造した。クシャーナ朝で鋳造された金貨は、ローマからもたらされた金貨を鋳つぶして鋳造したものであった。これは、クシャーナ朝の支配した中央アジから北西インドが、当時のユーラシア大陸の西のローマ帝国と、東の後漢帝国の中間に位置し、東西交渉の中継地となっていたことを示している。
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ノートの参照
第2章1節 カ.クシャーナ朝とサータヴァーハナ朝