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古文復興

唐における漢代以前の古文を復興させようという文学運動。

古文とは漢代以前の文章を意味する。魏晋南北朝時代に流行した四六駢儷体は、文を四字か六字で区切り、対句を用い、韻を踏み、また故事成句を多用するのが良いとされたため、華麗ではあるが約束事が多く閉鎖的で、貴族たちに独占されてきた。そのような心のこもらない形式的な技巧だけの美文を避け、漢代の自由な文章を復興させようという運動が唐の文化の中に起こった。それを唱えた韓愈(韓退之)とその友人柳宗元はともに貴族階級の出身ではなく、進士科合格の官僚であった。この古文復興運動は、黄巣の乱後の貴族階級の没落にともなって活発となり、同時に仏教の排斥、儒学の復興とも結びついていた。古文復興運動は宋代の文化にも継承され、欧陽脩蘇軾などが現れ、彼らを総称して唐宋八大家という。

出題 2010年 東大 第2問

 問(1) b 唐代に入ると詩文には様々な変化が起こった。文章については唐代中期以降、漢代以前に戻ろうとする復古的な機運が生まれた。唐代におけるその気運について2行以内で説明しなさい。

解答

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ノートの参照
第3章2節 イ.唐の制度と文化