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ヨハネ騎士団

宗教騎士団の一つ。後にマルタ騎士団となる。

中世ヨーロッパの宗教騎士団の一つ。1070年代にエルサレム市内の聖墓教会に隣接するキリスト教徒居住区に、巡礼や居留民の医療を行う修道院として作られた聖ヨハネ病院がもととなった。第1回十字軍の時、ジェラールというフランス出身の修道士が十字軍に呼応して活躍し、一躍有名になった。1113年、教皇パスカリウス2世は教書を発布し、聖ヨハネ病院を独立の修道会とすることを認めた。この聖ヨハネ修道会をもとに結成されたのがヨハネ騎士団(聖ヨハネ騎士団)である。1271年、その拠点であったシリアのクラック=デ=シュヴァリエ城をマムルーク朝のバイバルスに奪われ、さらに1291年には十字軍の最後の拠点、アッコンが陥落したため聖地から撤退した。その後、地中海のロードス島を本拠として活動したが、1522年にオスマン帝国のスレイマン1世に追われ、クレタ島に逃れる。ついで1530年神聖ローマ帝国カール5世からマルタ島を与えられる。その後はマルタ騎士団ともいわれ、レパントの海戦などでも活躍。その後も騎士団国家として独立を維持、フランス革命で所領を没収され解体されたが、その残党は本部をローマに移し、現在でも活動を続けている。
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第6章3節 ア.十字軍とその影響