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ノルマン朝(シチリア)

1130年にノルマン人がシチリア島に進出して建てた王朝。

 11世紀の初め、ノルマンディにいたノルマン人騎士は、傭兵として南イタリアのイスラーム勢力との戦いに出向いていった。その指導者ロベルト=ギスカルドは1059年、ローマ教皇から南イタリアの領有を認められ、さらにその弟ルッジェーロがイスラーム教徒が支配していたシチリア島を1072年に占領してシチリア伯に任命された。ルッジェーロの子のルッジェーロ2世は、1130年、南イタリア(ナポリが中心)とシチリア島にまたがる両シチリア王国の樹立をローマ教皇から認められ、パレルモ(シチリア島北部)で戴冠した。このシチリアのノルマン朝は1194年シュタウフェン朝のシチリア支配まで続く。
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