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フォード

1920年代にT型という自動車の大量生産に成功した。

T型フォード
T型フォード
 アメリカ合衆国の1920年代の経済繁栄を代表する自動車製造会社フォード社を創設した人物。ヘンリー・フォード(1863~1947)はミシガンの農民出身で出稼ぎに出て、1896年にガソリン-エンジンで走る自動車の試作に成功、1903年にフォード自動車会社を設立。フレデリック=テイラーが理論づけたベルトコンベアによる流れ作業によって生産性を向上させる「テイラー・システム」を他に先駆けて導入し、1920年代に自動車の大量生産に成功した。そのフォードTモデルは1925年には285ドルまで価格を下げることが出来、平均年収1200ドルの労働者や、2000ドルのホワイトカラーが買える値段となった。彼はまた購買力を高めるためには労働者の賃金を上げる必要があると考え、賃金を世界最高水準に引き上げた。この自動車産業の成功は1920年代のアメリカ経済に大きな刺激となり、関連する道路の建設、鉄鋼・ガラス・ゴム・石油などの製造業、さらにガソリンスタンド・モーテル・レストランなどのサービス産業を呼び起こし、郊外への住宅の拡大をもたらした。<有賀夏紀『アメリカの20世紀』上 中公新書などによる>
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第15章2節 カ.アメリカ合衆国の繁栄
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有賀夏紀
『アメリカの20世紀』上
 中公新書