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ゴム

熱帯雨林で産出する天然資源。東南アジアのマレー半島でゴム園が作られ、重要な輸出品となる。

ゴムは、植物のゴムの木の樹皮から分泌した樹液を凝固した生ゴムを原料に、亜鉛華、カーボン粉などを混ぜて加工したもの。天然ゴムは東南アジアには自生していなかったが、イギリスがブラジルのゴム苗をマレー半島にもたらして、1895年セランゴールで最初のゴム園を開設したのが始まり。マレー半島の栽培ゴムが、南米の自然採取ゴムに対して市場競争力を持つようになるのは20世紀に入ってからであった。自動車タイヤの需要が、マラヤのゴム園を支え、スズとゴムはイギリス領マラヤの二大産物として、1910年前後に、最初の好景気を迎える。しかし、1929年からの世界恐慌はマレー半島のゴムに大きな打撃を与えた。
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第13章2節 ウ.東南アジアの植民地化