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全欧安全保障協力会議/CSCE

1975年、ヘルシンキで開催された全ヨーロッパ諸国とアメリカなどの会議。ヘルシンキ宣言を採択して冷戦終結に大きな役割を果たした。

 東西冷戦が変質し、緊張緩和(デタント)が進捗する中、1975年8月、全ヨーロッパ諸国(アルバニアを除く)とアメリカ・カナダの35ヵ国によってヘルシンキで開催された、ヨーロッパ全域の安全保障についての協力を図る会議。CSCEは、Conference on Security and Cooperation in Europe の略。
 1972年の東西ドイツ基本条約で東西ドイツが相互に承認しあったことによって、ヨーロッパで敵対する関係は存在しないことになったため、全欧州の諸国が参加して全体の安全保障についての話し合いが可能になった。こうして東西ヨーロッパ諸国にアメリカとカナダを加えた35ヵ国で2年半にわたった交渉のすえ、1975年7月30日からヘルシンキに参加国首脳が集まり、8月1日に最終文書としてヘルシンキ宣言が調印された。
 第2回は、東西ドイツ統一東欧革命という一連の大変動を受けて、1990年にパリで開催され、ヨーロッパの分断対立の時代の終焉を宣言するパリ憲章を採択した。1995年には常設の機関となり、全欧安全保障協力機構(OSCE)に改称された。
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第17章1節 ア.米・ソ軍縮と緊張緩和