印刷 | 通常画面に戻る |

ナミビア

第一次大戦後に南アフリカ連邦の委任統治領となり、第二次大戦後南アが併合した。1990年に独立。

 ナミビアは第一次世界大戦までドイツ領西南アフリカだったところ(ドイツのアフリカ進出)。大戦後、南に隣接する南アフリカ連邦(イギリス連邦の自治領のひとつ。現在の南アフリカ共和国)の委任統治領として管理された。第2次大戦後、1961年からは南アフリカ共和国(南ア)による信託統治領とされたが、南アの白人政府は一方的にこれを自国領土に編入してしまった。
 それに対して、黒人は南西アフリカ人民機構(SWAPO)を結成し、独立を目ざして起ち上がった。1966年に国際連合は南ア共和国の統治を認めないことを決議し、68年にはSWAPO政権を認めて「ナミビア」と呼称することとしたが、南ア政府は無視し、闘争が続いた。南アによるナミビアの不法占領は、そのアパルトヘイト政策と共に国際世論の激しい批判を受けたが、80年代まで続き、南アはさらにナミビアを拠点としてその北のアンゴラの内戦にも介入、多数の犠牲者を出した。78年、国連安保理はナミビア独立の手続きを決定し、その後も国連が仲介して和平交渉に当たり、ようやく1990年3月にナミビアは独立を達成した。
印 刷
印刷画面へ