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地球温暖化

産業革命期から始まった化石燃料の使用による気象変動。現代の環境問題。

 現在の重要な環境問題の一つ。18世紀中頃の産業革命(第1次)から先進諸国の人間が化石燃料(石炭・石油)を燃焼させ続けているため、大気中の二酸化炭素の量が増加し、その結果地球の平均気温は上昇し、最近の100年間で約0.6度上昇した。この気温の上昇は、氷河期・間氷期などの自然環境の変化ではなく、人間の経済活動が原因であった。温暖化が進むと、海水面の上昇(インド洋のモルディブなど水没の危険がある)、森林の減少、異常気象、生態系の破壊など、計り知れない環境の変化が起こると考えられている。
 そこで、1992年のリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議では、温暖化防止のための「アジェンダ21」が作成され、「気候変動枠組条約」が締結された。ただし、地球温暖化の防止に関する意見には、南北問題からくる立場、主張のちがいがある。
  • EU諸国など:温室効果ガスの排出を厳しう制限、さらに削減目標を高くし、環境問題解決をはかるべきであると主張。
  • アメリカ、日本など:削減が産業発展を阻害する恐れがあるから目標を現実的なものに抑え、開発途上国も義務化すべきであると主張。
  • 中国、インドなど:先進国が高い削減目標を設定すべきであり、工業化の途上にある国は削減目標の設定をすべきではないと主張。
 これらの立場の違いを克服して、先進国と途上国の妥協をはかったのが、1997年の京都議定書であった。 
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