メンフィス
古代エジプトの古王国時代の都。下ナイルと上ナイルの中間にあった。
ナイル川河口の大三角州(デルタ)の南端にあった都市で、多くのノモス(村落国家)を統合し、エジプト王国を建国した最初の王(ファラオ)とされるメネスが建設したと言われている。
エジプト古王国の都
ナイル三角州からメンフィスまでを下(しも)エジプトといい、その南のナイル中流を上(かみ)エジプトという。前2650年ごろ、上下エジプトを統一した古王国の時代には、第3王朝から第6王朝まで、メンフィスが都とされた。この時代には、エジプト文明を象徴するピラミッドが建設された。その後の混乱期を経て、前21世紀以降の中王国では、政治の中心はナイル中流のテーベに移る。世界遺産
1979年に、「メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」として世界遺産に認定されています。メンフィスはエジプト古王国の都であり、岩窟墓やマスタバと言われる古代墳墓があり、そして近くのギザには巨大なラミッドと並んでいます。 → UNESCO 世界遺産センター ホームページ