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大司教

ローマ=カトリック教会の高位聖職者。ローマ教皇、枢機卿に次ぐ地位にあり、大司教区を監督した。

 キリスト教の主流となったローマ=カトリック教会において、聖職者の階層制(ヒエラルキア)ローマ教皇に次ぐ高位聖職者で、 archbishop という。自らも司教として司教区を教会を管轄するほかにいくつかの司教区を併せて管轄する。一国や一地方など広い地域を代表する場合も多い。
 ドイツのケルンマインツ、トリーア、フランスのトゥール、ルーアン、イタリアのミラノなどがそれである。大司教はまた、世俗の国王や諸侯と並ぶ封建領主としてそれぞれの所領を支配した。ケルン、マインツ、トリーアのドイツの三大司教は、神聖ローマ帝国の選帝侯ともなった。
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5章1節 ケ.教会の権威