アラゴン王国
イベリア半島東北部に成立したキリスト教王国。15世紀後半、カスティリャと合同してスペイン王国を形成。
イベリア半島北部のナヴァラ王国から別れ、1035年に東北部に成立した。レコンキスタ運動とともに勢力を南下させ、1137年にバルセロナなどを併せて強大となった。このカタルーニャとアラゴンの同君連合国家をアラゴン連合王国という。さらにバレンシア地方にも進出し、イベリア半島東部の地中海岸のレコンキスタを完了した。
地中海進出
その勢いを地中海進出に向け、1282年の「シチリアの晩祷」の事件に際してはシチリアを手に入れ、さらにサルデーニャ王国やマジョルカなどを領有した。アルフォンソ5世はナポリ王国王位も兼ね、地中海に一大勢力をもつ「海洋帝国」といわれるに至った。カスティリャ王国との合同
1479年に即位したフェルナンド王は、その妻がカスティリャ王国のイサベル女王であったので、これによって両国は統合されスペインが成立した。