ケルン大聖堂
13世紀に建設が始まったドイツのゴシック様式の代表的建築。19世紀に完成した。
ゴシック建築の代表例
ケルン大聖堂
世界遺産 ケルン大聖堂
ケルン教会の大聖堂は1248年に起工され、その後も建築が継続され、16世紀にいったん中断、フランスの支配以降は荒廃が進んだ。1842年、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世が工事を再開し、ドイツ帝国成立後の1880年に完成したものである。中世のゴシック様式による尖塔は、高さ157mに達し、ドイツの統一を象徴するものであった。パリのエッフェル塔が完成するまでは、ケルン大聖堂が世界で最も高い建造物だった。ケルンは第二次世界大戦で米英連合軍の空爆に晒され、ケルン大聖堂も破壊された。現在のケルン大聖堂は、戦後に復旧工事が行われ、完全に復活したもので、1996年に世界遺産に登録された。 → ユネスコの世界遺産リストケルン大聖堂