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クレタ文明(ミノス文明)

エーゲ文明の前半にあたる前2000年ごろ成立した青銅器文明。民族系統は不明だが会用王国を形成し、独自の文字を使用した。ミノス文明とも言う。

 地中海世界の東部、エーゲ文明の一部を構成する青銅器文明。エーゲ海の南に位置する地中海最大の島であるクレタ島クノッソスなどに、前2000年頃に壮大な宮殿を持つ文明が成立した。クレタ文明を残した民族は、まだわからないことが多いが、ギリシア人ではなく、小アジアから移動してきた人種ではないかとされている。クレタ文明は南下してきたギリシア人によって前1400年頃に征服され、エーゲ文明はミケーネ文明の段階に入ったと考えられている。

クノッソス遺跡

 クノッソス遺跡は1900年にイギリスのエヴァンスによって発掘され文明の存在が明らかになった。クノッソスは伝説上のミノス王の宮殿であったので、ミノス文明、またはミノア文明ともいう。クレタ島からは絵文字と線文字A(ミノア文字)、線文字Bが発見され、クレタ文明の段階では絵文字、線文字Aが使用されたらしいが、まだ解読されていない。ミノス王の宮殿と思われる遺跡には城壁はなく、開放的であること、多数の壺などには蛸などの絵が特徴的で、海洋王国であることをしのばせている。 
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ノートの参照
1章2節 イ.エーゲ文明