印刷 | 通常画面に戻る |

線文字B

『ギリシアとローマ』世界の歴史5 中央公論新社 p.31 より
『ギリシアとローマ』世界の歴史5
 中央公論新社 p.31 より

古代ギリシアのミケーネ文明期の文字で、1953年、ヴェントリスが解読した。

 ミケーネ文字とも言う。1900年のエヴァンスクノッソス遺跡発掘以来、クレタ島や本土のピュロスで大量に見つかった。より古い要素を持つ線文字Aにたいして、簡略化した書体を持つのが線文字Bである。発見者のエヴァンスは非ギリシア人の文明と考えたので、この文字もギリシア語との関連はないとされ、解読は遅れた。

ヴェントリスによる解読

ようやく1953年に、イギリス人の若い建築家ヴェントリスによって、古いギリシア語を表記したものであることが判明し、現在はミケーネ文明期の文字として解読が進んでいる。 
印 刷
印刷画面へ
ノートの参照
1章2節 イ.エーゲ文明
書籍案内

J・チャドウィック/細井敦子訳『線文字B―古代地中海の諸文字 (大英博物館双書―失われた文字を読む)』1996 学芸書林

A・ロビンソン/片山陽子訳『線文字Bを解読した男』2005 創元社