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アリウス派

ニケーア公会議でイエスの神聖を否定して異端とされたキリスト教の一派。ローマで排除されゲルマン人に広がった。

 キリスト教がローマ領内で広がっていく過程で生まれた教義の一つで、アリウスはアレクサンドリア教会の長老であった。彼は、神の本性はいかなる分割もありえないものであるから、キリストは神から放射されたもの、したがって神に従属するものでなければならない。キリストの本性は、神聖ではあっても、神性ではありえない、その本性は神の本性とは異質のものである、と主張した。つまり、平たく言うと、イエスはやっぱり人だった、ということ。前325年のニケーア公会議異端とされたためローマ領から追放され、主として北方のゲルマン人に布教されていった。そのわかりやすい教義は、ゲルマン人の土俗的な信仰と合体して独特なキリスト教となっていく。 
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第1章3節 ク.迫害から国教化へ