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アントウェルペン/アントワープ

ベルギーの商業都市。16世紀から商業革命で繁栄する。

オランダ語ではアントウェルペン、英語表記ではアントワープ、フランス語ではアンヴェールという。現在はベルギーに属する。
 フランドル地方の北端にあたる商業都市の一つとしてハンザ同盟に加盟していた。15世紀からはブルゴーニュ公の領地となり、1506年には相続によってハプスブルク家のカール(後のカール5世)の領地となった。またフランドル地方の毛織物業の積出港として、また原料の羊毛をイギリスから輸入する港として栄えた。16世紀にはイギリスからの毛織物製品の輸入が急増し、さらに大航海時代には、ヴァスコ=ダ=ガマのカリカット到達(1498年)、カブラルによる香辛料貿易の開始(1501年)によってリスボン経由のアジアの香辛料や、新大陸からのなどがこの地に集積されるようになり、いわゆる商業革命によって、リスボンとともに最大の貿易港として繁栄することとなった。
 しかし、オランダ独立戦争に際し、1576年にスペイン軍によって略奪されて衰え、さらに1585年には破壊され、プロテスタントの商人はアムステルダムに逃れた。そのため、アントウェルペンは衰退し、世界経済の中心地はアムステルダムに移った。
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ノートの参照
8章1節 ウ.商業革命と価格革命