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ハンザ同盟

中世ドイツの都市同盟。ヨーロッパ各都市に進出。

ドイツの中世後期に、北海・バルト海沿岸の商業都市が結成した都市同盟。ハンザとは「商人の仲間」の意味。リューベックが盟主となり、ハンブルクブレーメン、ロストクなどの都市が加盟した。11世紀ごろから海外に進出したこれらの都市の商人は、はじめ外地での共同利益を守るため外地ハンザを結成、13世紀には本国の都市の同盟に発展、14世紀の最盛期には加盟都市70前後を数えた。同盟は、通商権の保護のため、3年ごとにリューベックで会議を開き、共通の貨幣、陸海軍の保持などを共通規定で運用した。またロンドンブリュージュ(現在のベルギーのブルッヘ)、ノヴゴロド(ロシア)、ベルゲン(ノルウェー)などに在外商館をおいき、戦争も辞さずに商権を拡大した。とくに1368年のデンマークとの戦争など、北欧諸国とは商権をめぐって対立し、北欧諸国はハンザ同盟に対抗するためにカルマル同盟を結成した。
 ドイツにおいてこのような強力な都市同盟が形成された背景は、イギリス・フランス・スペインなどに比べて、ドイツの王権は弱く、国家統一が遅れていたことがあげられる。15世紀以降、近代国家の形成に伴って衰退し、最終的には1648年のウェストファリア条約によって解散する。 
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第6章3節 ウ.中世都市の成立