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東インド会社

イギリス、オランダ、フランスが設けたアジア貿易の特権的な株式会社。

1600年のイギリス東インド会社に始まり、1602年のオランダ東インド会社、1604年のフランス東インド会社と続いた、主権国家形成期の諸国の重商主義にもとづく特権的な株式会社。

「東インド」の意味

 「インド」(スペイン語ではインディアス)は、ヨーロッパではもともとインダス川の東にあるすべての土地を意味していた。コロンブスが到達した地域が「西インド」と言われるようになると、それにたいして、現在のインドから東の地域が「東インド」と区別されるようになった。従って「東インド」とは広い意味で現在のインドと東南アジアを指す。そのうちオランダでは「東インド会社」が東南アジアの島嶼部(インドネシア)を支配するようになったので「東インド」は狭い意味でその「オランダ領東インド」を指すようになった。なお、「東インド」に対して、コロンブスの発見した島々を「西インド諸島」といい、西インド諸島やアメリカ大陸とアフリカなどを含む貿易を扱う会社として「西インド会社」がオランダとフランスで作られる。

会社の意味

 「会社」というのは出資者が資金を出し合って組織された企業と言うことだが、政府から東アジアの貿易独占権を認められた特権会社であり、政府が東インド会社を通して貿易の利益を独占する重商主義政策に基づいて作られたものである。従って単に貿易に従事するだけでなく、領土支配を行う政府機関であった。