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機械うちこわし運動/ラダイト運動

産業革命期に起こった、熟練工による機械打ちこわし。1810年代に最高潮となるが次第に組織的な労働運動に転化していく。

 産業革命で繊維工業の機械が発明され使用されるようになると、多くの手工業職人は失業しなければならなかった。それへの反発から、産業革命の展開中から、機械破壊運動が起こっている。その指導者ネッド・ラッドの名前から、その運動はラダイト運動と言われているが、ラッドは実在の人物であるかどうか判らない。
 早くも1779年、当時イギリス最大の紡績工場であったアークライトのランカシャー工場が破壊され、1810年代には最高潮に達する。産業革命の発明家ハーグリーヴズ、アークライト、カートライトなどはいずれも工場も住宅も襲撃され、破壊されている。しかしこの運動は、怒りの矛先を機械に向けるだけであったため長続きせず、政府の弾圧をうけて下火になる。次に労働者の貧困と人権での戦いは労働組合運動という組織的な運動になっていく。
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ノートの参照
10章1節 ウ.資本主義体制の確立と社会問題