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イタリア共産党

1921年結成されたイタリアのマルクス主義政党。戦後、1970年代にはユーロ=コミュニズムを提唱した。

 1921年にアントニオ=グラムシトリアッティらイタリア社会党左派が、社会党から分裂して結成した。20年代には北イタリアのストライキを指導し党勢を強めたが、危機感を持った資本家階級の支持を受けたファシスト党が急速に台頭すると弾圧を受けるようになった。第二次大戦中はファシスト党およびナチスの支配に対するレジスタンスを組織し抵抗を続けた。

戦後のイタリア共産党

 1944年にに亡命先のモスクワから戻ったトリアッティ(トリアッチ)は、反ファシズムの立場でイタリア再建のために、戦後のイタリアで1945~46年の連立内閣に参加した。トリアッティの指導するイタリア共産党は1947年にはコミンフォルムに参加したが、一方で保守政党のキリスト教民主党の支持基盤である教会組織に対抗できる民間組織の育成に努め、そのなかでソ連とは一線を画した柔軟路線を歩むようになり、構造改革論を展開した。

ユーロコミュニズム

 1973年には書記長ベルリングエルはいわゆる「ユーロ=コミュミズム」といわれる現実路線をすすめ、カトリック勢力との「歴史的妥協」をなしとげ、キリスト教民主党などとの大連立内閣を模索したが失敗に終わり、91年のソ連の解体の余波によってイタリア共産党も分裂し衰退した。
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ノートの参照
第16章1節 イ.ヨーロッパの東・西分断