現在は南インドに居住し、全インドの5分の1をしめる
ドラヴィダ語を話す人々。黒い肌色と黒い縮毛が特徴。その言語であるドラヴィダ語はインド=ヨーロッパ語族にも、南アジア語族にも属さない。
彼らは、西方からインドに移住し、先住民を征服して
インダス文明を築いたと考えられている。しかし、前1500年頃に西北からインドに入ってきたアーリヤ人に押され南インドに追われ、南インドで
サータヴァーハナ朝、
チョーラ朝、
パーンディヤ朝など、独自の文化を持つ国家を展開させた。
現在、南インドの
タミル人のタミル語はドラヴィダ語を継承しており、彼らはアーリヤ系インド人とは異なるドラヴィダ系インド人として残っている。