南北朝
5~6世紀、中国が華北と江南に分裂した時代。439年、北魏が華北を統一したことにより、江南の宋との対峙が始まった。北朝はその後も北方遊牧民の部族国家である北魏が続き、南朝は宋の後、斉、梁、陳と続く。北魏が分裂した後、北周から隋が興り、589年に陳朝を倒して南北を統一するまで続いた。

南北朝時代の中国
北朝では、北魏の後は、東魏→北斉と西魏→北周の対立が続き、北周が統一する。その北周から隋が出て中国全土を統一するに至る。南朝では、東晋の後、宋→斉→梁→陳という漢民族の王朝が続き、陳が隋に滅ぼされて、終わる。
この間、南朝では魏・晋から継承した六朝文化が栄え、北朝では仏教の浸透とともに北方民族と漢民族の文化的融合が進んだ。