オーデル川下流域にいた
ゲルマン人の一派での一派ブルグンド人が、
ゲルマン人の大移動の中で、406年にライン川を超え、
ガリア(後の
フランス)に侵入、ライン川中流域から東ガリアにブルグンド王国を建設した。437年にフン人と戦って敗れ、国王グンテルを失った(この戦いを題材としたのが、中世ドイツの『
ニーベルンゲンの歌』である)。
後にサヴォイア地方に王国を再建、フランス東南部からスイスに及ぶ地域を支配した。ガリア北方で有力となったフランク人と争い、534年に滅ぼされ、
フランク王国に征服された。ブルグンド王国のあった地域が後の
ブルゴーニュ地方である。